講演したら、YouTube・ブログ・SNS公開まで一気にやってしまう

講演やセミナーで話した内容が、その場限りになるのはもったいない。YouTubeやブログで公開すれば、より多くの方に情報を届けることができます。
とはいえ、「録画して、文字起こしして、ブログに書いて、SNSで投稿…」となるとわりとステップがあります。
この記事では、「パソコンを使った講演録画から、AI活用・SNS自動連携までをスムーズに行う手順」を紹介します。
これまで色々と試してみましたが、これが一旦の到達点です。

たとえばこんな記事を作るプロセスです。

目次

講演から投稿までの作業

STEP
パソコンの標準機能で画面を録画する

特別な録画ソフトは不要。講演でスライドを表示する際、パソコンの標準機能を使って画面録画を行う。

Macの場合

  1. キーボードで Cmd + Shift + 5 を同時に押す。
  2. 画面下部にメニューが表示されるので、「画面全体を収録」または「選択部分を収録」を選ぶ。
  3. 「オプション」からマイクの音声がオンになっていることを確認し、「収録」をクリックして講演をスタートする。
  4. 講演が終わったら、メニューバーの停止ボタンを押して録画を完了する。

Windowsの場合

  1. キーボードで Windows + G を押して「Xbox Game Bar」を開く(または Windows + Alt + R で直接録画を開始する)。
    マルチモニター環境の場合、録画対象はアクティブなウィンドウになるため、事前にスライドを表示している画面(アプリ)をクリックしてアクティブにしておく。
  2. キャプチャメニューのマイクアイコンをクリックし、マイク音声がオンになっていることを確認する。
    マルチモニター(複数画面)環境で「画面全体を収録」を選んだ場合は、収録したい画面(スライドを表示している画面)にマウスポインタを移動させてクリックする。
  3. 録画ボタン(丸いアイコン)を押して講演をスタートする。
  4. 講演が終わったら、停止ボタン(四角いアイコン)を押して録画を完了する(データは「ビデオ」フォルダ内の「キャプチャ」フォルダに保存される)。
  5. ※Windows 11の場合は、標準アプリ「Snipping Tool」の録画機能を使うと、Macのように画面の範囲を指定した録画も可能。

Windows 11の場合は、標準アプリ「Snipping Tool」の録画機能を使うと、Macのように画面の範囲を指定した録画も可能。

STEP
音声とスライド資料をGeminiに読み込ませて記事化

録画データが保存できたら、AIを活用してブログ用のテキストを作成する。ここからはAIを使って一気に時短する。

  1. 動画ファイルから音声データ(mp3やm4aなど)のみを書き出す。
    • Macの場合:
      標準ソフト「QuickTime Player」を開き、「ファイル」>「書き出す」>「オーディオのみ」で保存する。
    • Windowsの場合
      標準アプリ「Clipchamp」で動画を読み込んで音声を分離(デタッチ)して書き出すか、無料のファイル変換サイトやツールを使用する。
  2. 講演で使用したスライド資料(PDF)と、書き出した音声ファイルの2つをAIアシスタントのGeminiへ一緒にアップロードする。
  3. 以下のプロンプト(指示文)をコピー&ペーストして実行する。

あなたはプロの記録者として、講演の自動文字起こしと文章の整形を行ってください。
添付したPDFファイルは講演資料です。
音声ファイルは、この資料を使って行なった講演の録音データです。
【指示】
・2つのファイルを照らし合わせながら、忠実に文章を作成してください。
・「えーと」「あのー」などのフィラー、不要な相槌、明らかな言い直しの重複は削除してください。
・話題を省略しないでください。
・独自の解釈による話題の創作は絶対に行わないでください。
・口語表現(話し言葉)を、丁寧で落ち着いた「です・ます調」の書き言葉に変換してください。
・出力は完全なプレーンテキストとし、太字、斜体、見出し記号(#)などのマークダウン記法や書式設定は一切含めないでください。

  1. できあがった文章を校正する【必須!】

これで、自分でゼロからタイピングする手間なく、ブログ記事のベースとなる質の高い文章が完成する。プレーンテキストで出力されるため、WordPressへ貼り付けた後の装飾もスムーズに行える。

STEP
動画をトリミングしてYouTubeへアップロード

テキストの準備ができたら、次は動画の公開準備を進める。

  1. 録画した動画ファイルの前後(準備中の不要な部分など)を、パソコンの標準機能(MacのQuickTime PlayerやWindowsのフォトアプリなど)でサクッとトリミングして整える。
  2. 整えた動画ファイルをYouTubeにアップロードする。
  3. タイトルや概要欄を記入し、公開設定を行う。
STEP
WordPressに講演記録と記事を投稿

動画とテキストが揃ったら、ご自身のブログ(WordPress)にまとめる。

  1. WordPressの新規投稿画面を開く。
  2. 講演の基本情報(開催日時、テーマ、対象者など)を記載する。
  3. Step 2でGeminiに出力してもらった文章を貼り付け、必要に応じて微調整する。
  4. Step 3でアップロードしたYouTube動画のURLを埋め込む。
STEP
(1度だけ設定)Uncanny AutomatorでFacebookへ自動投稿

最後に、ブログ記事を公開したことをSNSでお知らせする。ここでも手作業は減らす。

  1. WordPressプラグイン「Uncanny Automator」で新規レシピ(自動化のルール)を作成する。
    • トリガー(作動条件):「WordPressで投稿が公開された時」に設定する。
    • アクション(実行内容):連携先のFacebookページを選択し、「写真を投稿する(Publish a photo to a Facebook page)」を選ぶ。
    • アクションの詳細設定:トークン(記事ごとの自動読み込み変数)を使って以下のように設定する。 画像URL:ブログの「アイッチ画像のURL(Post featured image URL)」を設定。
      メッセージ(本文):*「投稿の抜粋(Post excerpt)」と「記事のURL(Post URL)」を設定。抜粋を使うことで、記事の要約がスッキリとFacebookに表示される。
  2. レシピを有効化して設定を完了させる。

一度、自動投稿を設定しておけば、記事を公開した後の「SNSを開いてリンクと画像をセットして…」という地味な作業がなくなる。アクションは、単なるリンク投稿よりも「写真の投稿」として設定した方が、Facebookのタイムライン上でアイキャッチ画像が大きく表示され、目を引きやすくなる。

操作のヒント

操作が分からない時は、例えば以下のプロンプトを使って、「これってどうやるの?」と、AI に聞くと、丁寧に答えてくれます。

この手順が分かりません。
ステップバイステップで丁寧に教えて下さい。
[ここに、やり方が分からないステップをコピペする]

まとめ

一見すると手順が多いように見えますが、「AI によるテキスト化」と「ツール(Uncanny Automator)によるSNS連携」を組み合わせることで、実際の作業時間はずいぶん短縮されます。最も時間がかかるのが、AIが作った文章の校正です。上のワークフローは僕がやっているものですが、アレンジすることで、文字だけ、録画だけ、の公開も可能です。

ここではWordpressへの公開とfacebookへの自動投稿、という流れで紹介していますが、文字起こしまでできれば、たとえば Note や はてぶ など Step3 以降はどうにでもなるわけで、キモは録画とAIによる記事化だと思います。何にせよ、もとの録画がなければ始まらないわけで、録画さえしておけば、将来はもっといろんな可能性が出てくるかもしれませんね。

講演は、人に伝えるために話をするわけですが、自分の中から考えを構造化しながら引き出してくれる機会だと思います。同じ題材でも、各回のテーマによって導入や結論が少しずつ変わるはずなので、人前で話す機会がある人には録画をオススメします。(公開するかどうかは別として)ぜひ一度試してみて下さい!

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