ヨコスト湿原|白老町

苫小牧から室蘭にかけての海沿いは、小規模な砂丘ができて、陸側を海と並行に川が流れることによってできる低湿地がたくさんあったようで、ところどころに同じパターンを見る事ができる。「登別川(ヌプㇽペッ)の河口がその向きを変えていた」という伝承は護岸工事のために見られなくなったけど、他の場所で「あぁ、こういうことだったのか」と見ることができる。ヨコスト湿原もそのひとつだと思う。ウヨロ川やメップ川では、低湿地ができそうな場所がすでに開発されているので、ヨコスト湿原は貴重。平坦地に成立するキウシト湿原のような高層湿原と合わせて、「よく残ったなぁ」と思う。

湿原と海の間は小さな砂丘なので、砂浜の植物も見られておもしろいところ。枯れた湿原を見られるのはウレシイ。ガマがポキポキと枯れ集まっているのがよかった。昨年はだいぶ春の花が咲いていた時に行ったのですが、今年は芽出しの時期を見られました。

  • URLをコピーしました!
目次